人材サポートなんぶ協同組合
​代表理事　山本　又一

​南部町の農業人材不足、
後継者不足解消を目指して

皆様には平素よりご高配を賜り、誠にありがとうございます。
青森県南部町は人口急減地域に対象となっており、
農業の人材不足や後継者不足にとても悩まされております。

その課題を解決するための組織として、同じ考えを持つ役員で人材サポートなんぶ協同組合を立ち上げました。農業を通じた持続可能な社会の実現に貢献する組合でありたいと考えております。

人材サポートなんぶ協同組合は、組合に加入した南部町内の農家さんの人材不足解消を図るとともに、農業をやりたい人（派遣職員）が通年ローテーションで複数事業者の仕事に従事することで幅広い農業経験を積むことが出来る雇用環境を用意した組織です。
現在は、米、果樹、野菜を主とした多種多様な農家が加入しております。

当組合は、令和2（2020）年6月に設立しました。当初は外国人技能実習生を受け入れる予定で立ち上げましたが、コロナ禍の影響により、外国人の受け入れがストップしました。そこで、令和3（2021）年5月に総務省の「特定地域づくり事業協同組合制度」に基づき、青森県第1号として「特定地域づくり事業協同組合」の認定を受け、農業を主体として運営することになりました。
「特定地域づくり事業協同組合制度」とは、職員の安定的な雇用環境と一定の給与水準を確保した職場を作り出し、地域内外の若者等を呼び込むことができるようになるとともに、地域事業者の事業の維持、拡大を推進することができる制度です。

最初は役員５名、監事1名でしたが、農家さんも徐々に増え、新たに3名の農家さんに加入頂きました。
現在、当組合の従業員は5名おり、事務局1名、派遣職員4名となっております。
派遣職員4名の内、４名がUターン、Iターンでこんなにも農業に興味がある若者がいるのだと私自身、驚きでした。

今後も南部町の農家さんに加入頂き、南部町の農業の人材不足、後継者不足解消を目指していきたいと思います。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人材サポートなんぶ協同組合
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　代表理事　山本　又一